箔を焼く

箔押しの指導に続き、2年生を対象に、箔の焼き方の授業が行われました。

本学科非常勤講師の岩田先生に教えていただきました。

 

箔は化学反応を利用して、色を変化させることができます。日本画ではこれを、箔を焼くといいます。

銀箔は硫黄を使用します。平押しした銀箔の上に、硫黄液をぬり、しばくおくと少しずつ茶色っぽく変色してきます。

硫黄液をしみこませた紙を画面にあて、アイロンをかけて焼くこともできます。

銅箔は、酸化させることで色が変わります。腐食液を塗布し、しばらくおくときれいな緑青色になりました。

まるで理科の実験のよう、みるみる変化する箔に、みんな熱心に見入っていました。作品にどう生かされるのか楽しみです。

 

岩田先生、ありがとうございました。

 

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銀箔に硫黄液を塗っています。

はくやきアイロン

硫黄液を染み込ませた紙の上からアイロンで熱をかけています。

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パネル右端の緑色の部分が銅箔を焼いたものです。

3年生スケッチ旅行

6/4(土)〜6/6(月)3年生の風景課題の授業の一貫として、日光スケッチ旅行が行われました。

霧降高原、霧降の滝、日光市内、それぞれに思いの場所でスケッチを行い、夜は講評会を行いました。

学校を離れ、自然の中でのスケッチを終え、新たな気持ちで制作が始まります。

 

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膠講義が行われました。

5月23日、26日に膠講義が行われました。

文星芸術大学後期博士課程を修了し、近代日本美術の研究をしつつ画家として活動をしている後藤秀聖氏をお呼びし、
23日には膠作りの歴史や研究会の活動についての講義、
26日には魚、牛、鹿の三種類の膠作りが行われました。
普段何気なく使用している膠を深く学び、実際に一から作り使用することが出来るという貴重な体験に、生徒も先生も一緒になって目を輝かせていました。

 

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新体操ドローイング

「身体性とドローイング」、3年生の4週間連続ドローイング授業です。
3週目の昨日の月曜日は、日本女子体育大学新体操部の1年生にムーヴィングモデルをしていただきました。競技用の衣装や稽古着でダンスや柔軟体操、手具ラ バークラブを持つダンスなど、学生たちは彼女たちのしなやかなフォルムと美しい動きを見つめながら、動くフォルムと空間をドローイングをしていました。新 体操を学ぶ彼女たち、純朴で初々しくて、アトリエに舞う妖精のよう!!学生も教員もみんな感動のひとときでした。
ドローイングが終わって着替えたのは、日本女子体育大学新体操部のTシャツ、そしてラバークラブを入れる手製のペコちゃんバッグ、ピンクのスニーカー、帰る時までお洒落で可愛かったです。

 

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ちんどん屋さん

3年生の人物ドローイングの授業にて、チンドン屋さんをお呼びしました。
毎年この時期の人物課題にて、色彩豊かな衣装で演奏し愉快な音楽で賑わせてくれます。
楽しげな曲と笑顔で筆も軽やかに動きそうなひとときです。

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3年生 身体性とドローイング 授業風景

3年生の人物課題、身体性とドローイングで、出月先生による授業がありました。

学生には、普段描いているドローイングや作品をファイリングし持参してもらいました。

そのファイルを見ながら、何に興味があるのか、何がしたいのか、言葉にしながら意見を述べあいました。

 

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授業後、出月先生と一緒に研究室の図録を見る3年生たち。

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出月秀明氏 特別講義 が行なわれました。

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5/16(月)、出月秀明氏をお招きして特別講義を行いました。

ドイツのこと作品のこと、制作のことなど、お話しいただきました。

 

来週から、出月先生が出品する展示が大学美術館で開催されます。

ポスター

ー平面を超える絵画ー

会期:2016年5月23日(月)-8月10日(水)、8月20日(土)、21日(日)
   休館日 日曜日、祝日
 ※6月12日(日)、7月18日(月・祝)、8月21日(日)は特別開館
時 間:10:00ー18:00 (土曜日、特別開館日、7月25日-8月10日は17:00閉館)
入館料:無料
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室4、アトリウム2
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力:武蔵野美術大学 日本画学科研究室

 

勝山 滋氏 特別講義が行われました。

勝山 滋氏 特別講義

ー安田靫彦は何を描いたか?それは今の作家の歩く道を照らしているだろうか?ー

 

5月9日(月)、勝山先生をお招きし、特別講義を行いました。

安田靫彦の作品にまつわるお話(歴史画・大和絵・俵屋宗達の作品を好んでいたこと等)から、その人間味がうかがえる家族やお弟子さんとの話まで、たくさんお話いただきました。

 

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勝山先生には、4年生と大学院の学生のアトリエを回っていただき、ご指導いただきました。

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武蔵野美術大学日本画学科 学部4年生大学院2年生有志展 「解く 掴む 伝える」トークイベント

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5月6日(金)、学部4年生大学院2年生有志展「解く 掴む 伝える」のトークイベントが開催されました。

ゲストに、美術作家のミヤギフトシさんをお招きしました。

ミヤギさんの作品のお話。制作のきっかけ、徹底したリサーチ、メロドラマの話、カーテンのこと、バランスの話、断片的な言葉でしかお伝えできませんが、作品を鑑賞するだけでは知ることができないミヤギさんの生の言葉を、たくさんお聞きすることができました。

学生たちの制作の話。「解く 掴む 伝える」をキーワードに、ミヤギさんを混じえて、各々の制作について話をしました。’作品をつくる’ということについて改めて考える、とても良い機会になったように感じます。

展示は12日(木)まで開催しております。(9:00-17:00  5/8休)

 

2年生 パネル指導

助手さんによるパネル作りの指導です。

これから作品が大きくなっていく2年生を対象に行われました。

木材を購入して自分の手で作ることで、出来上がったパネルを買うよりも安く

済ませることができます。

画材店で買えないような変形パネルも自由に自分で作れるようになるので

表現の幅を広げる為に役立つ知識となってきます。

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