浅見貴子展 ー玉堂を学ぶー

本学科非常勤講師の浅見貴子先生が現在個展を開催しております。
詳細は以下にて記載いたします。是非ご高覧いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願いいたします。
『浅見貴子展
ー玉堂を学ぶー』
2024.9.25(水)-10.5(土)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
会場:柴田悦子画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-1 HOLON GINZA Ⅱ 2F
(旧第3太陽ビル)
トークイベント
9.28(土) 17:00より
浅見貴子×橋本慎司 (栃木県立美術館 副館長 兼 学芸課長)
要予約:etsukogarou@icloud.com
『水墨の魔術師
浦上玉堂 真の文人画家、ここにあり
岡山県立美術館コレクション
―倉敷大原家伝来受贈作品 関東初公開!』
【玉堂に迫るⅡ】 トーク&デモ「玉堂の筆、模写を通してわかったこと」*事前申し込み制
講師:浅見 貴子 (画家)
日時:11.23[土・勤労感謝の日] 14時~16時
昨年、浦上家史編纂委員会から浦上玉堂(1745-1820)晩年の作品《白雲半断図》の模写と制作についての探求を依頼され、作品を熟覧させて頂く機会を得ました。
玉堂晩年の作品は独特の褐筆で描かれ、「水筆」や「龍爪筆」と「蒒草(筆草)」が玉堂が使った筆とされていました。
「水筆」と「龍爪筆」は書家、市河米庵の「米菴蔵筆譜」に掲載されている筆に近い兼毫筆を入手。「筆草=コウボウムギ」は九十九里浜で採取。その他、大田南畝の「半日閑話」(江戸後期の随筆)に「筆草」と共に図が掲載されている「アダン筆」も入手しました。
柴田悦子画廊での個展と、関連展示として参加させて頂く栃木県立美術館での浦上玉堂展では、「筆草」「アダン実の筆」「小龍爪筆」を使って描いた《白雲半断図》の模写作品の他、様々な筆で玉堂展 (2006年) の図録を見ながら描いた《試し描き山水》や「筆草」や「アダン実の筆」を自分の制作に取り入れた新作を展示する予定です。