<RE MAKE – MAKE UP> アサヌマコーポレーション(株)×武蔵野美術大学日本画学科

コート・ギャラリー国立にて、日本画学科生による有志展が開催されています。

皆様ぜひご高覧ください。

 

<RE MAKE – MAKE UP>
アサヌマコーポレーション(株)×武蔵野美術大学日本画学科

《会場》コートギャラリー国立
〒186-0004 東京都国立市中1-8-32   JR国立駅南口より立川方面に徒歩2分
https://www.courtgallery-k.com

《会期》7/27(木)-8/1(火) 11:00〜18:00 (最終日のみ~16:00)

《出品者》
青田有
赤星有紀
アルト・クサカベ
岩田壮平
尾崎憂一
尾花小夏
川名晴郎
くらうちまい
清ノ楓
ひばり
フェッテル沙羅
福島千夏

 

※本展示はアサヌマコーポレーション(株)様から提供していただいた、化粧品の製造過程で発生する廃棄バルクを日本画材として再利用する試みの一環になります。

以下、間島秀徳先生によるコメントです。

 

この度、武蔵野美術大学日本画科による展覧会が、コートギャラリー国立で開催されます。REMAKE-MAKEUPと題されたタイトルから、何を読み取ることができるでしょうか。

武蔵野美術大学日本画学科の学生は、入学当初から日本画との出会いの中で、日本画の特色でもある顔料と膠(接着剤)との関係に始まり、様々な素材と技法について学んで来ました。描くための素材や技法を活かすためには、歴史上の名作を思い起こして見ても、そこでは様々な実験が行われていたことが想像できます。

制作者の表現のための動機は個々によって異なりますが、現在のコロナ禍の状況から日々変化する世界情勢の中で、改めて制作者として何を大切にして生きるのかが問われています。作ること、描くことが制作者や見る人に何をもたらすのかをです。

今回、制作のための新たな素材として、化粧品の生産工程から排出される材料を描画のための材料として使用が可能か実験を試みます。物質感の強い日本画の素材とは異なるファンデーション等の原料を使用することは、新たなインスピレーションと独自の解釈が求められるに違いありません。

今回参加する出品者は、武蔵野美術大学日本画学科の学部生から院生に加えて、日本画学科研究室のスタッフ、教員でもある作家も参加する研究的な展覧会となっています。新たな素材との出会いが、どの様な化学変化をもたらすのか、是非直接会場でご高覧頂ければと思います。

今展の開催にあたり、素材提供のご協力を頂いたアサヌマコーポレーション(株)様には、心より御礼申し上げます。

 

武蔵野美術大学日本画学科主任教授

間島 秀徳

 

 

 

 

因幡都頼先生個展 『広すぎて、狭すぎて』

【展示のお知らせ】
8月3日より、本学科非常勤講師の因幡都頼先生が札幌にて個展を開催されます。皆様是非ご高覧下さい。

因幡都頼個展 『広すぎて、狭すぎて』

◯日程:8月3日(木)~8月14日(月)
11:00~18:00 休廊日:8月9日(水)
◯会場:ギャラリー門馬
〒064-0941 札幌市中央区旭ヶ丘2丁目3-38
◯HP:https://www.g-monma.com/exhibitions/20230803_inaba/

 

 

オープンキャンパス最終日

本日はオープンキャンパスの2日目が行われました。

最終日となる2日目は、各学年のアトリエや日本画学科施設を案内する日本画学科ツアー、西田俊英先生・岩田壮平先生による進学相談会が実施されました。
日本画学科ツアー、進学相談会どちらも1日目に引き続き大盛況で、多くの方にご来場いただきました。
お暑い中、ご足労いただき誠にありがとうございました。
またお会い出来る機会を、楽しみにしております。

オープンキャンパス1日目

本日より2日間、オープンキャンパスが開催されます。

本日は非常勤講師の橋本晶子先生によるワークショップと、尾長良範先生・間島秀徳先生による進学相談会が行われました。
ワークショップでは、机に貼られた資料の写真から発想を得て、岩絵具や水干絵具・胡粉などに触れて、絵を描いてもらいました。他にも希望者の方には、事前にドローイングされた紙をしおりの形に切り抜いて、お持ち帰りいただく取り組みもありました。入学した後に触れる素材へ親しみを持てる時間となれていれば幸いです。
進学相談会は大盛況で、多くの方々にお待ちいただくこととなりました。
先生方へ熱心にお話をする参加者の方と、丁寧に聞いてくださる先生の姿が印象的でした。
明日は引き続き進学相談会と、加えて学内ツアーも行われます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

中村ケンゴ先生による特別講義が行われました

7月6日(木)、本学科の非常勤講師を務めております中村ケンゴ先生による特別講義が行われました。

近年の認知科学の進展も踏まえつつ、ご自身が所属されている芸術色彩研究会の知見をもとに、本学科の先生方の作品も参照しながら、日本の画材、技法を狭義の「日本画」から開放し、そのユニークさについて学生を交えながら議論していただきました。

授業での指導とはまた違った角度から先生のお話を伺える貴重な機会となり、大変充実した時間となりました。

 

 

3日連続 アートグルー集中講座

アートグルーなどの新しい日本画材を開発、販売されている株式会社小島美術の代表取締役社長の小島暁夫さんをゲストにお迎えして、3日連続での特別講義とワークショップを実施しました。

 

初日となる6月29日(木)には、本学科教授の間島秀徳先生と、小島さんの対談形式で、現代日本画における画材について、その魅力や可能性について語っていただきました。

2日目の6月30日(金)には、2020年まで本学科特任教授を務められていた山本直彰先生をお呼びし、先生の師である片岡球子先生の作品とご自身の作品を例に挙げながら、日本画と接着剤について講義をされました。片岡先生の当時ボンドを使われていた際のリアルなお話や、制作や絵描き人生のたくさんの言葉の数々に、学生達も共感していたように思えました。

3日目の7月1日(土)には、実際にアートグルーを使用してみるワークショップを行いました。アドバイザーとして小島暁夫さん、山本先生をお迎えし、幅広い使い方を教えていただきました。

 

現在、たくさんの画材が日々開発される世の中で、日本画という素材と今後どのように向きあっていくか、どのように使っていくか考えさせられる3日間となりました。

ご協力いただきました小島暁夫さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎麻央先生による特別講義が行われました

7月3日(月)、作家の川崎麻央さんをお招きして、アトリエ指導と特別講義を実施していただきました。

特別講義では、ご自身の制作について発送の段階から取材やドローイング、小下図を経て本画に至るまでのプロセスを、制作した途中の画像も混じえながら具体的に紹介していただきました。

会場には実際の素描もお持ちいただき、講義終了後には学生たちが集まって熱心に眺めていました。学生からの質問にも遅くまで丁寧にご回答いただき、大変充実した講義になったかと思います。

 

 

野口玲一先生の特別講義が開催されました

【野口玲一先生の特別講義が開催されました】

6月26日(月)、特別講師として、三菱一号館美術館上席学芸員で、公募展の審査なども多数ご担当されている野口玲一先生にお越しいただきました。
現在の美術の状況についてお話ししつつ、日本画とは何か、現代の日本画についてどう思うかなどの質問を、聴講していた学生へ問いかけ、対話するような形で講義を行なっていただきました。
講義前には、大学院生のアトリエも回っていただき、広い視野から普段の制作について見直す機会となりました。
貴重なお話をありがとうございました。