課外講座『装潢文化財の劣化損傷』 が行われました。
昨日、半田昌規氏(株式会社半田九清堂代表取締役、国宝修理装こう師連盟理事)をお招きし、課外講座「装潢文化財の劣化損傷」を開催しました。
和紙に顔料や墨で描かれた作品が劣化するとはどういうことなのか、科学的な視点を交えてお話くださいました。
半田先生が現在、工房で修復を進めている作品についてもお話いただきました。現代の作品はさまざまな画材や技法を用いた作品が多く、修復が難しいものもあるそうです。
制作する側として、作品の保存や残すことについて心に留めておこうと感じつつ、最後に、「修復は我々に任せて制作する方は思い切り制作をしてください」とおっしゃった先生の言葉が印象的でした。
半田先生ありがとうございました。