JOSHUTEN 武蔵野美術大学助手研究発表2016

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展示のお知らせです。

間もなく本大学にて、助手展が開催されます。

助手展は、本学研究室の一員である助手が、日頃の制作や研究の成果を発表する展覧会です。

本学科助手の佐藤希、萩谷但馬が出品します。

期間中、関連企画としてワークショップとアーティストトークが開催され、萩谷但馬がトークに参加します。

みなさま、ぜひ観にいらしてください。

 

JOSHUTEN 武蔵野美術大学助手研究発表2016

The Research Associate Exhibition 2016

会期:2016年11月25日(金)-12月22日(木) 日曜休館

時間:10:00-18:00(土曜日は17:00閉館)

入館料:無料

会場:武蔵野美術大学美術館 展示室1・2・4・5、アトリウム1・2

Web site:https://www.facebook.com/musabi.energy/

大学美術館サイト:http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/10114

 

▪︎関連企画

野焼き JOSHUTEN

ワークショップ+アーティストトーク

 1. 土偶を作ろう(ワークショップ)

日時:2016年11月30日(水) 17:00より

講師:熊谷幸治(土器作家、本学非常勤講師) 松本優樹(工芸工業デザイン学科研究室(陶磁)助手)
会場:美術館前 ※雨天時は図書館テラス

2. 野焼き+アーティストトーク

日時:2016年12月8日(木) 16:30より ※雨天時は、12 月15日(木)に延期
会場:美術館前
出演者:
[トーク1]
熊谷幸治(土器作家、本学非常勤講師)× 松本優樹(工芸工業デザイン学科研究室 (陶磁)助手)
[トーク2]
早川祐太(共通絵画研究室助手)×渡慶次賀邦(空間演出デザイン学科助手)× 萩谷但馬 (日本画学科研究室助手)
[トーク3]
山本麻璃絵(彫刻学科研究室助手)×福士遥(工芸工業デザイン学科研究室(ガラス)  助手)×安藤圭吾(工芸工業デザイン学科研究室(木工)助手)

 

荒井 経先生 特別講義「古典と現代」

 

本学科非常勤講師の荒井経先生に、ご自身の古典研究と作品制作についてお話しいただきます。

日時:2016年11月24日(木)16:30-

会場:5A号館303教室

内容:古典と現代の作品制作について

 

略歴

1967 栃木県宇都宮市生まれ
1990 筑波大学芸術専門学群日本画 卒業 92同大学院修了
2000 東京藝術大学大学院博士後期課程保存修復日本画 修了/博士(文化財) 現在 東京藝術大学大学院 保存修復日本画 准教授

 

著書 『日本画と材料 近代に創られた伝統』 武蔵野美術大学出版局 第28回倫雅美術奨励賞受賞

 

荒井先生 arai-books

 

2年生 筆指導

11月14日(月)、清晨堂の阿部信治先生・阿部悠季先生による筆指導がありました。

日本画の筆や刷毛がどのような材料と作り方でつくられていくのかお話しをしていただきました。

原料となる動物の毛を見せていただき、その後、筆作りを体験しました。

普段は見る機会のない筆作りの工程を学ぶ貴重な授業、阿部信治先生、悠季先生、ありがとうございました。

 

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阿部信治先生。筆の原料の動物の毛を見せてくださっています。

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阿部悠季先生。

 

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学生たちも筆作りに挑戦。

【ドローイングシンポジウム 「描くこと」の可能性をもとめて】

本学科客員教授の北澤憲昭先生が参加するイベントのお知らせです。

 

【ドローイングシンポジウム 「描くこと」の可能性をもとめて】

日時 :2016年11月26日(土)
13:30開場/14:00開始/16:30終了
入場料:無料/予約不要
会場 :相模原市立市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら セミナールーム
相模原市南区相模大野3丁目3番2号bono相模大野サウスモール3階

会場まで:相模大野駅中央改札口から北口デッキに出て、左手に進むと「bono相模大野」がみえます。そのままbono相模大野のショッピングセンターとサウスモールの間の2F中央通路(ボーノウォーク)を進み、「SoftBank」と「ほけん百花」の間を入ったところのエスカレーターで3Fに上ってください。

 

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デッサンは危機に瀕している。
ここにデッサンというのは、ルネサンス期のイタリアに淵源する透視遠近法と明暗法にもとづく描画システムのことであり、ながいあいだ絵画制作のルールとみなされてきた。このルールを身体化し、テクノロジーとして使いこなせることは、画家であるための、そして、美術家であるための身分証明であった。
しかしながら、ルールの常として、デッサンは絶対的なものではありえず、それゆえ、批判や違反を誘発せずにはおかない。そればかりか、意図的な逸脱を企てる者たちの登場をうながすことにもなった。19世紀末から20世紀にかけての美術史は、挙げて、デッサンの回避や克服に力をつくしてきたといっても過言ではない。そして、確信犯的なルール違反が蔓延するなかで、デッサンはルールとしての威信を、しだいに失っていった。それは近代の遠のきと同期する動きであった。
ただし、これによってデッサンの意義がうしなわれたわけではない。威信の失墜とは、他のルールによる相対化ということであって、描写を目指す制作においてデッサンは、三次元的イメージ形成のテクノロジーとして、また、描写におけるイメージ探究の方法としていまだに必要とされている。相対性理論の登場によってニュートン力学が無効となりはしなかったのと同断である。
しかし、こうした状況の到来によって、デッサンを金科玉条とする構えが成り立ちがたくなったことも否定しがたい。すなわち、デッサンから解き放たれた「描くこと」の魅惑は、すでに広く知られている。とはいえ、かつてのデッサンに取って代わる強力なルールが定まっているわけでもなく、ルールは複数化しつつ絡まりあっているのが現状だ。
デッサン以後ともいうべきこうした状況を踏まえて「描くこと」の意義を改めて捉え返すには、いったいどうすればよいのか。わたくしたちは、それについて考える契機として、「デッサン」の類義語である「ドローイング」の原語に注目した。すなわちdrawingである。この語が喚起する「引く」「汲み上げる」という動作に伴う身体性からデッサン以後の状況を照射してみようというたくらみである。再現表象ではなく、身体の動きとして「描くこと」を捉え返し、その特殊な例としてデッサンを規定する試みといってもよい。デッサンもまた線を引くことにもとづくのであり、ドローイングは、だからデッサンを含みこむといえるのだ。デッサンはドローイングの一特殊形態でありながら、その特殊性ゆえにドローイングを代表してきたのである。ちょうど、正方形が、その特殊性によって全矩形を代表するように。
わたしたちは、このシンポジウムを以上のような観点から企画した。ただし、ここに述べたことは、むろん大枠にすぎない。こうした大枠をふまえて、ドローイングをめぐるたくさんの言葉が行き交い、参加者それぞれがデッサン以後の状況にかんして何かを見届ける契機をつかむことになるのであれば、これにまさるよろこびはない。厳格なデッサンのなかに、描き手の身体性が息づく一本の線を見出すときのあの悦びに匹敵する昂揚を、わたしたちは心待ちにしている。

ドローイングシンポジウム実行員会を代表して 北澤憲昭

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[プログラム]

13:30- 開場

14:00- 開会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)

14:05- 基調講演:北澤憲昭 / 近現代美術史 美術評論(ドローイングシンポジウム実行委員会)

14:30- 発表 / 司会 北澤

 14:30- 大森悟 / 現代美術作家
14:45- 鈴木淳子 / 美術教育研究

15:00- 休憩

15:05- 平戸貢児 / 彫刻家
15:20- 福士朋子 / 美術家
15:35- 宮島弘道 / 日本画家

15:50- 休憩

16:00- ディスカッション / 招聘コメンテーター+発表者・司会 北澤

16:25- 閉会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)

16:30  閉会
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[発表者プロフィール]

大森 悟:現代美術作家
日常のなかに存在するあらゆるものの境界に、光、時間、揺れなどの現象を用いて透過性を生み出し、身体と空間が溶解し不在の人の視点を体験させるような映像やインスタレーション作品を発表している。『静水の際 上海』Joshibi art Gallery上海 (’13)『NHKハート展』(’16) など

北澤憲昭 :近現代美術史 美術評論
近現代美術の成り立ちについて研究をつづけている。また、同様の観点から美術の現在にコミットメントする言論活動を展開してきた。美術評論家連盟、美学会、表象文化論学会所属。1990年、『眼の神殿――「美術」受容史ノート』でサントリー学芸賞を受賞。

鈴木淳子:美術教育研究
美術教育における造形表現活動を「経験の再構成」と捉え、「経験のサイクル」の累積的な継続となる美術科のカリキュラムや指導法について研究している。著書に『美術科教育の理論と実際』など。

平戸貢児:彫刻家
金属素材を主に彫刻を制作。人々が古代から連綿と受け継いできた、文化や文明という壮大なエネルギーの蓄積。その具現化を試みる。個展(ギャラリ−なつか ʼ14 他)ミネソタ州ダルース市、東京理科大学他作品設置。環境芸術学会理事。

福士朋子:美術家
ホワイトボードを支持体にマンガの構造や文法を取り入れた絵画作品を発表。個展『Boarding』 (山本現代、’13)、『公開制作63 福士朋子—見えたものと見えなかったもの』(府中市美術館、’14-’15)など。『元祖FAXマンガ お絵描き少女☆ラッキーちゃん』(’15)、『Cut&Paste』(’16)を出版。

宮島弘道 :日本画家
既存の日本画から逸脱した表現技法を用い、自身の経験から日本画を捉え直す実験的作品制作を続けている。座の会(O美術館)ほか、グループ展、個展などで活動。創画会 会員。

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主催:女子美術大学ドローイングシンポジウム実行委員会
連絡先:女子美術大学 立体アート研究室 平戸貢児 042-778-6647

 

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2年生の人体の授業が始まりました!

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2年生は10月に行われていた模写の授業が終わり、今週から人体の授業が始まりました!

模写では三十六歌仙や山水長巻をあげ写しして古典技法の絵づくりの深さを学びましたが、
今週の人体ではモデルさんをお呼びして人間の構造をじっくりと学びます。
本日の前提講義では本学科教授の山本先生が、資料を参考に人体についてお話してくださりました。

来週から芸祭期間となるため授業は一時中断してしまいますが、期間明けにペースを忘れて
しまわないよう、残り数日集中して取り組んでいきましょう!

豊橋市美術博物館「NIHON画~新たな地平を求めて」

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豊橋市美術博物館にて、10月29日(土)から、「NIHON画~新たな地平を求めて」が始まります。

本学科教授の土屋禮一先生、山本直彰先生の作品が展示されます。

 

会期:2016年10月29日(土)-  12月11日(日)

開館時間:9:00 – 17:00(初日は正午開場)月曜休館

観覧料:一般800円

会場:豊橋市美術博物館

愛知県豊橋市今橋町3-1(豊橋公園内)

美術博物館HP:http://www.toyohashi-bihaku.jp/

 

 

西田俊英展 -忘るるなゆめ- 始まりました。

西田先生の横浜市そごう美術館での個展が始まりました。

10月17日(月)の読売新聞夕刊に西田先生の個展の記事が掲載されました。

先生の作品の紹介と、今までの作家活動についてのインタビューが掲載されております。

展示は昨日から始まりました。11月13日までです。

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西田俊英展 –忘るるなゆめ–
会期:2016年10月18日(火)-11月13日(日)
会場:そごう美術館(横浜駅東口そごう横浜店6階)

 

第43回創画展

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まもなく、第43回創画展が開催されます。
本学科教員、助手、修了生が出品しています。

出品者
教員:尾長良範先生、松谷千夏子先生
助手:佐藤希
修了生:蕪山昌平、松岡学、手嶋遥

 

会期:2016年10月21日(金)- 10月28日(金)  9:30-17:30(入場は17:00まで)              *最終日は14:30で終了、入場は14:00まで

入場料:一般800円

会場:上野公園・東京都美術館

創画会HP:http://www.sogakai.or.jp/

 

 

北澤憲昭先生ゼミ「日本画の現代性」

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本学科客員教授の北澤憲昭先生によるゼミ「日本画の現代性」が、開講されました。

学部3,4年生、大学院1,2年生が対象となっています。
初回の昨日は前半に講義を行い、後半は受講した学生達のアトリエを見て回り作品指導をしていただきました。
ゼミは全4回で、期間をあけて12月まで行われます。

西田俊英展 忘るるなゆめ

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まもなく、本学科教授の西田俊英教授の回顧展が開催されます。

油彩を学んでいた高校生時代の作品から代表作まで展示されます。

みなさまぜひ足をお運びください。

 

西田俊英回顧展

ー忘るるなゆめー

会期:2016年10月18日(火)-11月13日(日)

開館時間:午前10時-午後8時(入館は閉館の30分前まで)※最終日は午後5時閉館

入館料:大人1000円/大学生・高校生800円/中学生以下無料

会場:そごう美術館(横浜駅東口そごう横浜店6階)

そごう美術館HP:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/nishidashunei/index.html

西田俊英HP:http://www.nishida-shunei.com/Information.html