2年生 裏打ち授業風景
10月7日(金)、2年生の裏打ちの授業がありました。
裏打ちとは、本紙の傷みや変形を防ぐために裏面に紙をはる技法で、日本画の制作に大切な技法です。授業では、講師に淂水軒の吉田斎晃先生と北方靖代先生をお招きし、糊炊き、紙継ぎ、紙本の裏打ち、絹本の裏打ちと、ご指導をいただきました。最後に、先生たちに見て頂きながら、2年生も裏打ちを行いました。
吉田先生、北方先生、ありがとうございました。
10月7日(金)、2年生の裏打ちの授業がありました。
裏打ちとは、本紙の傷みや変形を防ぐために裏面に紙をはる技法で、日本画の制作に大切な技法です。授業では、講師に淂水軒の吉田斎晃先生と北方靖代先生をお招きし、糊炊き、紙継ぎ、紙本の裏打ち、絹本の裏打ちと、ご指導をいただきました。最後に、先生たちに見て頂きながら、2年生も裏打ちを行いました。
吉田先生、北方先生、ありがとうございました。
10月6日(木)、gFALギャラリーで、村瀬さんと内田あぐり先生の対談によるアーティストトークが開催されました。
スライドで今までのの作品について説明いただき、続いて、ギャラリーの作品を観ながら現在の制作についてお話いただきました。
トーク後、gFAL前でパーティー。学生、卒業生、以前に村瀬さんが教務補助をしていた武蔵美の美術史研究室のスタッフの方、先生方などが集まり、にぎやかな一時でした。
展示は10月31日(月)まで開催しております。( 11:00-17:00 日・祝日休廊 ※ただし10月30(日)は開廊、10月25日(火)-10月28日(金)は休廊)
昨日、半田昌規氏(株式会社半田九清堂代表取締役、国宝修理装こう師連盟理事)をお招きし、課外講座「装潢文化財の劣化損傷」を開催しました。
和紙に顔料や墨で描かれた作品が劣化するとはどういうことなのか、科学的な視点を交えてお話くださいました。
半田先生が現在、工房で修復を進めている作品についてもお話いただきました。現代の作品はさまざまな画材や技法を用いた作品が多く、修復が難しいものもあるそうです。
制作する側として、作品の保存や残すことについて心に留めておこうと感じつつ、最後に、「修復は我々に任せて制作する方は思い切り制作をしてください」とおっしゃった先生の言葉が印象的でした。
半田先生ありがとうございました。
1年生は他学科と合同の絹本に自画像を描く授業、2年生は日本画という枠にとらわれずに自身が持つ表現力を磨いていく授業、3年生は展示の演習も交えた学年コンクール作品の制作の授業となっていました。
次の授業は10月の芸祭の直前となるため慌ただしくなる生徒もいるかと思いますが、この勢いで頑張って乗り切ってください!
29日に、今野裕一氏(「夜想」編集長,「パラボリカ・ビス」主宰)をお招きし、課外講座が開かれました。
雑誌という媒体が持つ力でいかにアーティストをサポートすることができるかを大切にしている今野さんが、どのようにして「夜想」を作ってきたのか、こだわりを通して作られた「夜想」によって世間にどのような影響を与えてきたかというお話を聞くことができました。
加えて雑誌編集長ならではの面白い体験談や、2年ほど前から今野さんと親交のある山本直彰先生(本学科教授)との対談も交え、親しみやすい空気の中作家になるということについて深く考えられる時間をつくっていただけました。
栗林隆客員教授による授業(造形基礎・選択Fundamental Subjects for Art and Design「アーティストという生き方を選ぶ」)にて、9月26日に作家の小沢剛氏、9月29日にトーキョーワンダーサイト館長の今村有策氏を特別講師にお迎えしました。
26日の小沢さんの授業では、今までの作家活動や作品のついての興味深いお話を聞くことができました。
自身が面白いと感じたものを大切にする小沢さんの、インパクトある不思議な世界観の作品がどのようにして生み出されているのか、どのような意志のもと作り上げられているのかというお話は、今から4年間大学で作家活動について学んでいく1年生にとって刺激的なものであったと思います。
29日の今村さんの授業では、この授業のタイトルともなっている「アーティストという生き方」についてをお話の主軸とし、日本で作家として学び始めた私たちがどのようにして海外と関わっていけるのか、海外から見た日本はどのような存在であるのかという、大きなスケールでアーティストの枠組みについて考える講義となりました。今までの授業全体をまとめる意味もある重要なお話でした。
4週間の造形基礎の授業もこの講義をもって終了いたしました。
小沢さん、今村さん、貴重な授業をありがとうございました!
展示のお知らせです。
来月、内田あぐり先生の展示が開催されます。
みなさま、ぜひ足をお運びください。
◾︎「平面の饗宴」内田あぐり+室井佳世
日時:10月15日(土)ー10月23日(日) 11:00-19:00
*トークショー:10月15日(土) 16:00〜
会場:数寄和
東京都杉並区西荻北3-42-17 tel: 03-3390-1155
https://sukiwagallery.net/archives/3699
課外講座のお知らせです。
10月3日(月)に、半田昌規氏(株式会社半田九清堂代表取締役、国宝修理装こう師連盟理事)による課外講座『装潢文化財の劣化損傷』が開講されます。
日本の文化財を構成する材料の基本は、紙、木、絹などであり、比較的弱い素材です。
このような材料の 文化財の自然劣化への対策の一つが修理です。
半田昌規氏の授業で、この修理「装潢(そうこう)」を通じて、
出来るだけ制作当時の材料を解説していただき、古典的な制作技術や制作の精神を学び、
文化財を守り、継承していく意義を研究する課外講座となります。
課外講座のお知らせです。
9月29日(木)に、今野裕一氏(「夜想」編集長,「パラボリカ・ビス」主宰)による課外講座『「夜想」今野裕一が語る 作家になりたくない私、作家になれない私』が開講されます。
「夜想」「WAVE」「銀星倶楽部」「ur」などの雑誌を創刊、現代美術のディレクション、ダンスの台本演出など、幅広く活動されている今野裕一氏による講座となります。
学生にとって身近な問題となる<表現ー作家ープロとは>について、広告も母体もなく、インディぺンデントで雑誌とオルタナティブ・スペースをやってこられた視点から語っていただきます。
9月20日の栗林隆客員教授による1年生の授業(造形基礎・選択 Fundamental Subjects for Art and Design「アーティストという生き方を選ぶ」)は、アートコレクターでありワンピース倶楽部主催の石鍋博子氏を特別講師にお迎えしました。
石鍋さんには国内外のアート状況やご自身のコレクションの事などをお話していただき、美大生へ熱いエールを送っていただきました。
10代、20代の今できることは何か、そして自分を知ろうと探し続けることが、同時に作品づくりにつながります。たくさんの出会いと経験をして、審美眼を養うことの大切さをお話し頂きました。
最後に学生達へ向けて「自分に100の質問を考え、100の答えを見つける」という課題を出していただきました。
授業終了後にみんなで記念撮影、石鍋さん楽しい授業をどうも有難うございました!