荒井 経先生 ”第28回倫雅美術奨励賞”受賞
先日、本学科非常勤講師の荒井経先生の著書「日本画と材料 近代に創られた伝統」が“第28回倫雅美術奨励賞”を受賞しました。
“倫雅美術奨励賞”は優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に送られる、公益信託倫雅美術奨励基金が主催する賞となります。
荒井先生、受賞おめでとうございます!
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先日、本学科非常勤講師の荒井経先生の著書「日本画と材料 近代に創られた伝統」が“第28回倫雅美術奨励賞”を受賞しました。
“倫雅美術奨励賞”は優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に送られる、公益信託倫雅美術奨励基金が主催する賞となります。
荒井先生、受賞おめでとうございます!
展示のお知らせです。
為壮真吾(2008–2012 本学科助手)の個展が間もなく開催されます。
為壮真吾展
会期:2016.11.28(月)–12.3(土) 11:30-19:00 (最終日17:00まで)
会場:コバヤシ画廊
〒104-0061東京都中央区銀座3-8-12ヤマトビルB1
03-3561-0515
イベントのお知らせです。
11月20日(日)に本学科教授の内田あぐり先生によるアーティストトークが、平塚市美術館にて行われます。
【創画会ゆかりの画家たち –アーティストin湘南Ⅲ–】
・アーティストトーク
講師:内田あぐり(武蔵野美術大学教授)
日時:11月20日(日) 14:00 – 14:40
場所:平塚市美術館 展示室Ⅰ
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
会期:9月24日(土) – 11月27日(日)
開館時間:9:30 – 17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般400(320)円、高大生200(160)円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
展示のお知らせです。
間もなく本大学にて、助手展が開催されます。
助手展は、本学研究室の一員である助手が、日頃の制作や研究の成果を発表する展覧会です。
本学科助手の佐藤希、萩谷但馬が出品します。
期間中、関連企画としてワークショップとアーティストトークが開催され、萩谷但馬がトークに参加します。
みなさま、ぜひ観にいらしてください。
会期:2016年11月25日(金)-12月22日(木) 日曜休館
時間:10:00-18:00(土曜日は17:00閉館)
入館料:無料
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室1・2・4・5、アトリウム1・2
Web site:https://www.facebook.com/musabi.energy/
大学美術館サイト:http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/10114
▪︎関連企画
野焼き JOSHUTEN
ワークショップ+アーティストトーク
日時:2016年11月30日(水) 17:00より
2. 野焼き+アーティストトーク
本学科非常勤講師の荒井経先生に、ご自身の古典研究と作品制作についてお話しいただきます。
日時:2016年11月24日(木)16:30-
会場:5A号館303教室
内容:古典と現代の作品制作について
略歴
1967 栃木県宇都宮市生まれ
1990 筑波大学芸術専門学群日本画 卒業 92同大学院修了
2000 東京藝術大学大学院博士後期課程保存修復日本画 修了/博士(文化財) 現在 東京藝術大学大学院 保存修復日本画 准教授
著書 『日本画と材料 近代に創られた伝統』 武蔵野美術大学出版局 第28回倫雅美術奨励賞受賞
本学科客員教授の北澤憲昭先生が参加するイベントのお知らせです。
【ドローイングシンポジウム 「描くこと」の可能性をもとめて】
日時 :2016年11月26日(土)
13:30開場/14:00開始/16:30終了
入場料:無料/予約不要
会場 :相模原市立市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら セミナールーム
相模原市南区相模大野3丁目3番2号bono相模大野サウスモール3階
会場まで:相模大野駅中央改札口から北口デッキに出て、左手に進むと「bono相模大野」がみえます。そのままbono相模大野のショッピングセンターとサウスモールの間の2F中央通路(ボーノウォーク)を進み、「SoftBank」と「ほけん百花」の間を入ったところのエスカレーターで3Fに上ってください。
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デッサンは危機に瀕している。
ここにデッサンというのは、ルネサンス期のイタリアに淵源する透視遠近法と明暗法にもとづく描画システムのことであり、ながいあいだ絵画制作のルールとみなされてきた。このルールを身体化し、テクノロジーとして使いこなせることは、画家であるための、そして、美術家であるための身分証明であった。
しかしながら、ルールの常として、デッサンは絶対的なものではありえず、それゆえ、批判や違反を誘発せずにはおかない。そればかりか、意図的な逸脱を企てる者たちの登場をうながすことにもなった。19世紀末から20世紀にかけての美術史は、挙げて、デッサンの回避や克服に力をつくしてきたといっても過言ではない。そして、確信犯的なルール違反が蔓延するなかで、デッサンはルールとしての威信を、しだいに失っていった。それは近代の遠のきと同期する動きであった。
ただし、これによってデッサンの意義がうしなわれたわけではない。威信の失墜とは、他のルールによる相対化ということであって、描写を目指す制作においてデッサンは、三次元的イメージ形成のテクノロジーとして、また、描写におけるイメージ探究の方法としていまだに必要とされている。相対性理論の登場によってニュートン力学が無効となりはしなかったのと同断である。
しかし、こうした状況の到来によって、デッサンを金科玉条とする構えが成り立ちがたくなったことも否定しがたい。すなわち、デッサンから解き放たれた「描くこと」の魅惑は、すでに広く知られている。とはいえ、かつてのデッサンに取って代わる強力なルールが定まっているわけでもなく、ルールは複数化しつつ絡まりあっているのが現状だ。
デッサン以後ともいうべきこうした状況を踏まえて「描くこと」の意義を改めて捉え返すには、いったいどうすればよいのか。わたくしたちは、それについて考える契機として、「デッサン」の類義語である「ドローイング」の原語に注目した。すなわちdrawingである。この語が喚起する「引く」「汲み上げる」という動作に伴う身体性からデッサン以後の状況を照射してみようというたくらみである。再現表象ではなく、身体の動きとして「描くこと」を捉え返し、その特殊な例としてデッサンを規定する試みといってもよい。デッサンもまた線を引くことにもとづくのであり、ドローイングは、だからデッサンを含みこむといえるのだ。デッサンはドローイングの一特殊形態でありながら、その特殊性ゆえにドローイングを代表してきたのである。ちょうど、正方形が、その特殊性によって全矩形を代表するように。
わたしたちは、このシンポジウムを以上のような観点から企画した。ただし、ここに述べたことは、むろん大枠にすぎない。こうした大枠をふまえて、ドローイングをめぐるたくさんの言葉が行き交い、参加者それぞれがデッサン以後の状況にかんして何かを見届ける契機をつかむことになるのであれば、これにまさるよろこびはない。厳格なデッサンのなかに、描き手の身体性が息づく一本の線を見出すときのあの悦びに匹敵する昂揚を、わたしたちは心待ちにしている。
ドローイングシンポジウム実行員会を代表して 北澤憲昭
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[プログラム]
13:30- 開場
14:00- 開会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)
14:05- 基調講演:北澤憲昭 / 近現代美術史 美術評論(ドローイングシンポジウム実行委員会)
14:30- 発表 / 司会 北澤
14:30- 大森悟 / 現代美術作家
14:45- 鈴木淳子 / 美術教育研究
15:00- 休憩
15:05- 平戸貢児 / 彫刻家
15:20- 福士朋子 / 美術家
15:35- 宮島弘道 / 日本画家
15:50- 休憩
16:00- ディスカッション / 招聘コメンテーター+発表者・司会 北澤
16:25- 閉会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)
16:30 閉会
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[発表者プロフィール]
大森 悟:現代美術作家
日常のなかに存在するあらゆるものの境界に、光、時間、揺れなどの現象を用いて透過性を生み出し、身体と空間が溶解し不在の人の視点を体験させるような映像やインスタレーション作品を発表している。『静水の際 上海』Joshibi art Gallery上海 (’13)『NHKハート展』(’16) など
北澤憲昭 :近現代美術史 美術評論
近現代美術の成り立ちについて研究をつづけている。また、同様の観点から美術の現在にコミットメントする言論活動を展開してきた。美術評論家連盟、美学会、表象文化論学会所属。1990年、『眼の神殿――「美術」受容史ノート』でサントリー学芸賞を受賞。
鈴木淳子:美術教育研究
美術教育における造形表現活動を「経験の再構成」と捉え、「経験のサイクル」の累積的な継続となる美術科のカリキュラムや指導法について研究している。著書に『美術科教育の理論と実際』など。
平戸貢児:彫刻家
金属素材を主に彫刻を制作。人々が古代から連綿と受け継いできた、文化や文明という壮大なエネルギーの蓄積。その具現化を試みる。個展(ギャラリ−なつか ʼ14 他)ミネソタ州ダルース市、東京理科大学他作品設置。環境芸術学会理事。
福士朋子:美術家
ホワイトボードを支持体にマンガの構造や文法を取り入れた絵画作品を発表。個展『Boarding』 (山本現代、’13)、『公開制作63 福士朋子—見えたものと見えなかったもの』(府中市美術館、’14-’15)など。『元祖FAXマンガ お絵描き少女☆ラッキーちゃん』(’15)、『Cut&Paste』(’16)を出版。
宮島弘道 :日本画家
既存の日本画から逸脱した表現技法を用い、自身の経験から日本画を捉え直す実験的作品制作を続けている。座の会(O美術館)ほか、グループ展、個展などで活動。創画会 会員。
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主催:女子美術大学ドローイングシンポジウム実行委員会
連絡先:女子美術大学 立体アート研究室 平戸貢児 042-778-6647
豊橋市美術博物館にて、10月29日(土)から、「NIHON画~新たな地平を求めて」が始まります。
本学科教授の土屋禮一先生、山本直彰先生の作品が展示されます。
会期:2016年10月29日(土)- 12月11日(日)
開館時間:9:00 – 17:00(初日は正午開場)月曜休館
観覧料:一般800円
会場:豊橋市美術博物館
愛知県豊橋市今橋町3-1(豊橋公園内)
美術博物館HP:http://www.toyohashi-bihaku.jp/
まもなく、第43回創画展が開催されます。
本学科教員、助手、修了生が出品しています。
出品者
教員:尾長良範先生、松谷千夏子先生
助手:佐藤希
修了生:蕪山昌平、松岡学、手嶋遥
会期:2016年10月21日(金)- 10月28日(金) 9:30-17:30(入場は17:00まで) *最終日は14:30で終了、入場は14:00まで
入場料:一般800円
会場:上野公園・東京都美術館
創画会HP:http://www.sogakai.or.jp/
まもなく、本学科教授の西田俊英教授の回顧展が開催されます。
油彩を学んでいた高校生時代の作品から代表作まで展示されます。
みなさまぜひ足をお運びください。
西田俊英回顧展
ー忘るるなゆめー
会期:2016年10月18日(火)-11月13日(日)
開館時間:午前10時-午後8時(入館は閉館の30分前まで)※最終日は午後5時閉館
入館料:大人1000円/大学生・高校生800円/中学生以下無料
会場:そごう美術館(横浜駅東口そごう横浜店6階)
そごう美術館HP:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/nishidashunei/index.html
西田俊英HP:http://www.nishida-shunei.com/Information.html
展示のお知らせです。
来月、内田あぐり先生の展示が開催されます。
みなさま、ぜひ足をお運びください。
◾︎「平面の饗宴」内田あぐり+室井佳世
日時:10月15日(土)ー10月23日(日) 11:00-19:00
*トークショー:10月15日(土) 16:00〜
会場:数寄和
東京都杉並区西荻北3-42-17 tel: 03-3390-1155
https://sukiwagallery.net/archives/3699