有志展「ここを先途と」オープニングパーティ
3月2日に、日本画学科有志展「ここを先途と」のオープニングパーティが開かれました。
作品制作も搬入も無事に終わり、教授も交えて、今回描いた作品やこれからの展示についての団欒で賑わっていました。
展示は3月14日までコートギャラリー国立にて開催しております。(※3月8日休み)
ぜひ足を御運び下さい。
3月2日に、日本画学科有志展「ここを先途と」のオープニングパーティが開かれました。
作品制作も搬入も無事に終わり、教授も交えて、今回描いた作品やこれからの展示についての団欒で賑わっていました。
展示は3月14日までコートギャラリー国立にて開催しております。(※3月8日休み)
ぜひ足を御運び下さい。
武蔵野美術大学大学院修士課程日本画コース修了展「Musashino Art University DEGREE SHOW」が、3月10日より佐藤美術館にて開催されます。
会期 :2017年3月10日(金)~3月20日(月・祝)
※3月13日(月)休館
10:00-17:00(金曜日のみ19:00 まで)
入場料:無料
場所 :佐藤美術館
東京都新宿区大京町31-10
【関連イベント】※予約不要
ゲスト講師による公開講評会
ゲスト講師=柏木智雄氏(横浜美術館副館長/主席学芸員)
3月11日(土) 15:30-17:00
佐藤美術館展示室3・4階(3階より開始)
出品作品について、柏木智雄氏をゲストとしてお招きして公開講評を行います。
※参加費無料
※公開講評会終了後、5階にてレセプションパーティーを行います。
先日、日本画学科の伝統行事である餅つきが行われました。
餅つきは一年生が前日から準備をして、当日の朝早くに薪を切って竃の火を起こすところから始めます。お餅と一緒に暖かいお雑煮も作ってもらいました。
昼頃には教授や他学年の日本画生も交えて乾杯をし、穏やかな日和の中で楽しく親睦を深めました。
一年生の皆さん、美味しいお餅をありがとうございました!
12月8日に行われた助手展トークショーに、本学科助手の萩谷但馬が参加しました。
美術館に入ってすぐに目に入るほどの大きな作品ですが、その大きさやタイトルの意味、またどういうものから着想を経てあの形の作品に繫っていったのか、という内容を他学科助手の方々と意見を交えながらお話していました。
冬の寒空の下のトークショー、お疲れ様でした!
11月24日(木)に、本学科非常勤講師の荒井経先生による特別講義「古典と現代」が開かれました。
講義では近年の荒井先生の研究や国際的活動の話から始まり、今年11月に”第28回倫雅美術奨励賞”を受賞された著書「日本画と材料 近代に創られた伝統」の内容を交えながら、古典と現代それぞれから見た日本画と、西洋画だけでなく韓国、中国、台湾の韓国画や中国画とも比較することで見えてくる日本画の本質について講義していただきました。
多くの日本画学生が悩む「日本画」の定義について、今までより多角的に本質を探る新しい観点を教えていただけました。
荒井先生、ありがとうございました!
イベントのお知らせです。
11月20日(日)に本学科教授の内田あぐり先生によるアーティストトークが、平塚市美術館にて行われます。
【創画会ゆかりの画家たち –アーティストin湘南Ⅲ–】
・アーティストトーク
講師:内田あぐり(武蔵野美術大学教授)
日時:11月20日(日) 14:00 – 14:40
場所:平塚市美術館 展示室Ⅰ
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
会期:9月24日(土) – 11月27日(日)
開館時間:9:30 – 17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般400(320)円、高大生200(160)円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
本学科客員教授の北澤憲昭先生が参加するイベントのお知らせです。
【ドローイングシンポジウム 「描くこと」の可能性をもとめて】
日時 :2016年11月26日(土)
13:30開場/14:00開始/16:30終了
入場料:無料/予約不要
会場 :相模原市立市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら セミナールーム
相模原市南区相模大野3丁目3番2号bono相模大野サウスモール3階
会場まで:相模大野駅中央改札口から北口デッキに出て、左手に進むと「bono相模大野」がみえます。そのままbono相模大野のショッピングセンターとサウスモールの間の2F中央通路(ボーノウォーク)を進み、「SoftBank」と「ほけん百花」の間を入ったところのエスカレーターで3Fに上ってください。
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デッサンは危機に瀕している。
ここにデッサンというのは、ルネサンス期のイタリアに淵源する透視遠近法と明暗法にもとづく描画システムのことであり、ながいあいだ絵画制作のルールとみなされてきた。このルールを身体化し、テクノロジーとして使いこなせることは、画家であるための、そして、美術家であるための身分証明であった。
しかしながら、ルールの常として、デッサンは絶対的なものではありえず、それゆえ、批判や違反を誘発せずにはおかない。そればかりか、意図的な逸脱を企てる者たちの登場をうながすことにもなった。19世紀末から20世紀にかけての美術史は、挙げて、デッサンの回避や克服に力をつくしてきたといっても過言ではない。そして、確信犯的なルール違反が蔓延するなかで、デッサンはルールとしての威信を、しだいに失っていった。それは近代の遠のきと同期する動きであった。
ただし、これによってデッサンの意義がうしなわれたわけではない。威信の失墜とは、他のルールによる相対化ということであって、描写を目指す制作においてデッサンは、三次元的イメージ形成のテクノロジーとして、また、描写におけるイメージ探究の方法としていまだに必要とされている。相対性理論の登場によってニュートン力学が無効となりはしなかったのと同断である。
しかし、こうした状況の到来によって、デッサンを金科玉条とする構えが成り立ちがたくなったことも否定しがたい。すなわち、デッサンから解き放たれた「描くこと」の魅惑は、すでに広く知られている。とはいえ、かつてのデッサンに取って代わる強力なルールが定まっているわけでもなく、ルールは複数化しつつ絡まりあっているのが現状だ。
デッサン以後ともいうべきこうした状況を踏まえて「描くこと」の意義を改めて捉え返すには、いったいどうすればよいのか。わたくしたちは、それについて考える契機として、「デッサン」の類義語である「ドローイング」の原語に注目した。すなわちdrawingである。この語が喚起する「引く」「汲み上げる」という動作に伴う身体性からデッサン以後の状況を照射してみようというたくらみである。再現表象ではなく、身体の動きとして「描くこと」を捉え返し、その特殊な例としてデッサンを規定する試みといってもよい。デッサンもまた線を引くことにもとづくのであり、ドローイングは、だからデッサンを含みこむといえるのだ。デッサンはドローイングの一特殊形態でありながら、その特殊性ゆえにドローイングを代表してきたのである。ちょうど、正方形が、その特殊性によって全矩形を代表するように。
わたしたちは、このシンポジウムを以上のような観点から企画した。ただし、ここに述べたことは、むろん大枠にすぎない。こうした大枠をふまえて、ドローイングをめぐるたくさんの言葉が行き交い、参加者それぞれがデッサン以後の状況にかんして何かを見届ける契機をつかむことになるのであれば、これにまさるよろこびはない。厳格なデッサンのなかに、描き手の身体性が息づく一本の線を見出すときのあの悦びに匹敵する昂揚を、わたしたちは心待ちにしている。
ドローイングシンポジウム実行員会を代表して 北澤憲昭
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[プログラム]
13:30- 開場
14:00- 開会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)
14:05- 基調講演:北澤憲昭 / 近現代美術史 美術評論(ドローイングシンポジウム実行委員会)
14:30- 発表 / 司会 北澤
14:30- 大森悟 / 現代美術作家
14:45- 鈴木淳子 / 美術教育研究
15:00- 休憩
15:05- 平戸貢児 / 彫刻家
15:20- 福士朋子 / 美術家
15:35- 宮島弘道 / 日本画家
15:50- 休憩
16:00- ディスカッション / 招聘コメンテーター+発表者・司会 北澤
16:25- 閉会挨拶:平戸貢児(女子美術大学 美術学科長)
16:30 閉会
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[発表者プロフィール]
大森 悟:現代美術作家
日常のなかに存在するあらゆるものの境界に、光、時間、揺れなどの現象を用いて透過性を生み出し、身体と空間が溶解し不在の人の視点を体験させるような映像やインスタレーション作品を発表している。『静水の際 上海』Joshibi art Gallery上海 (’13)『NHKハート展』(’16) など
北澤憲昭 :近現代美術史 美術評論
近現代美術の成り立ちについて研究をつづけている。また、同様の観点から美術の現在にコミットメントする言論活動を展開してきた。美術評論家連盟、美学会、表象文化論学会所属。1990年、『眼の神殿――「美術」受容史ノート』でサントリー学芸賞を受賞。
鈴木淳子:美術教育研究
美術教育における造形表現活動を「経験の再構成」と捉え、「経験のサイクル」の累積的な継続となる美術科のカリキュラムや指導法について研究している。著書に『美術科教育の理論と実際』など。
平戸貢児:彫刻家
金属素材を主に彫刻を制作。人々が古代から連綿と受け継いできた、文化や文明という壮大なエネルギーの蓄積。その具現化を試みる。個展(ギャラリ−なつか ʼ14 他)ミネソタ州ダルース市、東京理科大学他作品設置。環境芸術学会理事。
福士朋子:美術家
ホワイトボードを支持体にマンガの構造や文法を取り入れた絵画作品を発表。個展『Boarding』 (山本現代、’13)、『公開制作63 福士朋子—見えたものと見えなかったもの』(府中市美術館、’14-’15)など。『元祖FAXマンガ お絵描き少女☆ラッキーちゃん』(’15)、『Cut&Paste』(’16)を出版。
宮島弘道 :日本画家
既存の日本画から逸脱した表現技法を用い、自身の経験から日本画を捉え直す実験的作品制作を続けている。座の会(O美術館)ほか、グループ展、個展などで活動。創画会 会員。
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主催:女子美術大学ドローイングシンポジウム実行委員会
連絡先:女子美術大学 立体アート研究室 平戸貢児 042-778-6647
29日に、今野裕一氏(「夜想」編集長,「パラボリカ・ビス」主宰)をお招きし、課外講座が開かれました。
雑誌という媒体が持つ力でいかにアーティストをサポートすることができるかを大切にしている今野さんが、どのようにして「夜想」を作ってきたのか、こだわりを通して作られた「夜想」によって世間にどのような影響を与えてきたかというお話を聞くことができました。
加えて雑誌編集長ならではの面白い体験談や、2年ほど前から今野さんと親交のある山本直彰先生(本学科教授)との対談も交え、親しみやすい空気の中作家になるということについて深く考えられる時間をつくっていただけました。
課外講座のお知らせです。
10月3日(月)に、半田昌規氏(株式会社半田九清堂代表取締役、国宝修理装こう師連盟理事)による課外講座『装潢文化財の劣化損傷』が開講されます。
日本の文化財を構成する材料の基本は、紙、木、絹などであり、比較的弱い素材です。
このような材料の 文化財の自然劣化への対策の一つが修理です。
半田昌規氏の授業で、この修理「装潢(そうこう)」を通じて、
出来るだけ制作当時の材料を解説していただき、古典的な制作技術や制作の精神を学び、
文化財を守り、継承していく意義を研究する課外講座となります。
課外講座のお知らせです。
9月29日(木)に、今野裕一氏(「夜想」編集長,「パラボリカ・ビス」主宰)による課外講座『「夜想」今野裕一が語る 作家になりたくない私、作家になれない私』が開講されます。
「夜想」「WAVE」「銀星倶楽部」「ur」などの雑誌を創刊、現代美術のディレクション、ダンスの台本演出など、幅広く活動されている今野裕一氏による講座となります。
学生にとって身近な問題となる<表現ー作家ープロとは>について、広告も母体もなく、インディぺンデントで雑誌とオルタナティブ・スペースをやってこられた視点から語っていただきます。